top of page

小さな会社こそ、社内報が必要です

 やる気のない社員一人の存在が他の社員のやる気を削いでしまったり、その日機嫌が悪い社員がいるだけで全体の雰囲気が悪くなり仕事がしにくくなる…と言った問題は、どの会社にもあると思います。

 そのような雰囲気の中では社員同士の会話も減り、報告・連絡・相談が後回しになりがちです。その結果、「言った」「聞いてない」の終わりのない討論が始まったり、社員間の信頼関係が大きく損なわれる事態を招くことにもなります。

 大企業では社員の人数も多いため、一人の影響が全体にまで及ぶことはあまりないかもしれません。しかし、規模の小さな会社では、その影響は大きく、一人の社員の問題が会社全体の問題へと直接繫がり、業務に支障を来す事態に発展することもままあります。

 小さな会社であればある程、社員一人一人の会社への影響は大きくなるのです。

一人のやる気が、会社のやる気に!

 このことは、逆に利点でもあります。一人がやる気を見せれば全員のモチベーションが上がり、たちまち会社の大きな前進に繫がることにもなるからです。つまり、一人の社員を今以上にやる気にさせることが出来れば、それだけで会社全体の雰囲気、さらには方向性をも変えることができるのです。

 このように小さな会社では、一人の社員の全体への影響力が大きいからこそ大企業以上に社員一人一人への細やかなケアを必要とし、いかに社員のやる気を引き出し社内の雰囲気を良好に保つかが重要となってくるのです。

 

会社を変える鍵は、全員参加の社内報!

 社内報は社員のモチベーションを上げ、団結を促すツールとなります。

 主にトップの考え、会社の方針を社員全員の共通認識とするために発行される大企業の社内報とは違い、小さな会社ではもっと社員一人一人に寄り添った、つまり社員全員を掲載できるよう工夫した内容で発行することが大切です。

 

 社内報に自分が登場することで、社員は自分が会社にとって大切な存在であると実感できます。例えば毎号、社員一人一人に記事を書くスペースが振り分けられれば、社員は自分の為にスペースが用意されている、という安心感を得ることが出来、同時に社内報への、さらには会社への責任感も育まれます。

 集合写真などで毎回自分が掲載されるだけでも、徐々に愛着が湧くものです。また、担当編集者や他の社員へのインタビュアーを当番制にすることで、これまであまり話さなかった社員とも会話をするきっかけが出来、社員同士が仲良く、気持ち良く仕事できる雰囲気に変化します。部署を越えて社内報の存在が社員全員の共通認識となり、仲間意識も芽生えることでしょう。

 このように社員全員参加での社内報の発行は、社員のモチベーションの向上、社内環境の改善に大きく貢献し、会社全体の発展へと繫がります。

 社員一人一人の会社への影響が大きい小さな会社こそ、社内報は必要なのです。

bottom of page